「え、なんで名古屋でエビフライ?」
――その疑問、すごくよくわかります。
私も最初は「味噌カツやひつまぶしはわかるけど、エビフライ?」と半信半疑でした。でも、名古屋でエビフライを食べてから、その『なぜ』が『だからこそ!』に変わったんです。
名古屋のエビフライは、驚きと感動の連続…
30cm超えの特大サイズに目を丸くし、サクサク衣の中から弾けるようなエビの甘みに心を奪われ、味噌ダレやサンドイッチという“ここだけのアレンジ”に思わず「これを食べに来て良かった…!」と唸る――そんな体験が待っています。
この記事では、なぜ名古屋でエビフライが愛されるのか、その理由と歴史、そして絶対に食べたくなる名店4選をたっぷりご紹介します。
「エビフライ目当てで名古屋?」と少しでも思ったあなたにこそ、知ってほしい衝撃の事実がここにあります。読み終わった頃には、もう“名古屋でエビフライ”の検索を始めているかもしれませんよ。
エビフライが名古屋名物と呼ばれる理由とは
名古屋といえば、味噌カツやひつまぶしといった名物グルメが浮かびますが、エビフライも欠かせない存在です。でも、「なぜエビフライ?」と疑問に思う方も多いはず。その背景には、ちょっとした“伝説”と名古屋ならではの食文化が息づいているんです。
タモリの発言が生んだ名古屋のエビフライ伝説
「名古屋の人はエビフライを『エビフリャー』って言うんだって?」――このフレーズ、聞いたことがある方もいるのでは?実はこれ、タモリさんが1980年代初頭にテレビやラジオで語ったジョークが発端なんです。名古屋弁へのちょっとした“イジり”として言われたこの一言が、予想以上にインパクトを与え、全国的に広がりました。
もちろん、名古屋の人は「エビフリャー」なんて言いません。が、このジョークに便乗する形で、名古屋の飲食店がエビフライを看板メニューに掲げるように。
例えば、名古屋を代表する老舗喫茶店「コンパル」は、エビフライをサンドイッチに挟んだ『エビフライサンド』を看板メニューとして売り出しました。タモリさんのひと言から生まれた(?)このメニューは、今や名古屋名物として観光客を魅了しています。何がきっかけになるかわからないものですね。
名古屋の食文化に溶け込んだ背景とは
タモリさんのジョークだけでは、ここまでエビフライ文化は根付かなかったはず。名古屋がエビフライと深い関係を築いた理由は、地理的要因にあります。
愛知県は、伊勢湾や三河湾といった豊かな漁場を有し、特に西尾市や南知多町は全国有数の天然車えびの産地です。1990年には愛知県の「県の魚」としてクルマエビが指定されるほど。その質の高さは、名古屋市内の老舗「まるは食堂」や「洋食家ロンシャン」など、多くの人気店で使用されていることからも伺えます。
さらに、名古屋の人々はボリューム感と満足感を大切にする“名古屋めし”文化を持っています。ひつまぶしは「三度楽しむ」、味噌カツは「濃厚なタレでガツンと」など、とにかく「しっかり食べてしっかり満たされる」のが名古屋流。そんな文化の中で、プリプリの大きなエビをサクサクの衣で包んだエビフライは、見た目も食べ応えもパーフェクトな一品だったのです。
そして忘れてはいけないのが、名古屋城の「金のシャチホコ」。このシャチホコがエビフライに見えるという声もあり、「名古屋=エビフライ」のイメージをさらに強めています。確かに、天守閣に輝くあのフォルム、衣をまとったエビに見えてきませんか?(いや、見えますよね。)
エビフライが愛され続ける3つの魅力
名古屋でエビフライが長く愛され続けるのには、はっきりとした理由があります。それは、「質」「多様性」「文化」の3つ。
まず、「質」。地元・愛知県産の新鮮な車えびは、ぷりっとした食感と上品な甘みが特徴です。これを薄めの衣でカラッと揚げることで、エビ本来の旨味がダイレクトに伝わってきます。
次に、「多様性」。名古屋のエビフライは、定食としてだけでなく、「コンパル」のサンドイッチや「海老どて食堂」の味噌ダレがけジャンボエビフライなど、さまざまな形で楽しめます。さらに「地雷也」のてんむすや、「坂角総本舗」のえびせんべい『ゆかり』など、エビを使ったバリエーション豊かなグルメが豊富なのも名古屋ならでは。
最後に、「文化」。名古屋の食文化は“独自路線”を行くことで知られています。タモリさんのジョークも、ある意味「ネタとしておいしくいただく」柔軟さと遊び心があってこそ。エビフライは、そんな名古屋の文化を象徴する存在でもあるんです。
こうして見てみると、名古屋でエビフライが名物と呼ばれるのは、偶然ではなく必然だったのかもしれませんね。さて、次は名古屋でぜひ訪れたい、絶品エビフライのお店を紹介します。この記事を読んで「エビフライ食べたい!」と心が騒ぎ始めたなら、名古屋行きの計画、そろそろ立てちゃいましょうか。
名古屋で絶対食べたい!おすすめエビフライ店ガイド
名古屋のエビフライ文化を知ると、実際に味わってみたくなるのが人情というもの。ここからは、名古屋で「これは絶対!」と太鼓判を押せるエビフライの名店をご紹介します。老舗の風格が漂う一皿から、インスタ映えする迫力満点の逸品まで、個性豊かなエビフライが待っています。
老舗の味を守る「まるは食堂」の特大エビフライ
名古屋駅直結のエスカ地下街にある「まるは食堂 JR名古屋駅店」は、南知多町で1950年に創業した「まるは本店」の味を受け継ぐ名店です。ここで味わえるのは、30cmを超える特大エビフライ。運ばれてきた瞬間、「これ、エビというより武器では?」とツッコミたくなるほどの迫力です。
衣は薄めでカリッと揚げられ、かぶりつけば中からプリプリのエビが登場。甘みと旨味が口いっぱいに広がります。創業者・阿久比ハルさんの「新鮮な海の幸でお腹を満たしてほしい」という想いが、そのままエビフライのサイズに表れているのかもしれません。お腹も心も大満足になる一品です。
店舗情報
住所:愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街
電話番号:052-562-0008
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:エスカに準ずる
喫茶店文化と融合した「コンパル」のエビフライサンド
名古屋の喫茶店文化は奥深いものがありますが、その歴史の中でエビフライと見事に融合したのが「コンパル」。1947年創業のこの喫茶店は、市内に9店舗を展開しており、中でも大須本店は「これぞ名古屋の喫茶店」といった趣です。
コンパルの「エビフライサンド」は、揚げたてのエビフライをキャベツ、タルタルソースとともにサンドイッチに挟んだ一品。さらにパンには名古屋らしくウスターソースを薄く塗り、甘じょっぱいアクセントを加えています。頬張ると、衣のサクッ、エビのプリッ、キャベツのシャキッ、ソースのジュワッが一気に押し寄せてきて、幸せのフルコース状態です。
モーニングやランチにもぴったりなので、観光の合間にほっと一息つきながら名古屋の味を堪能してみてはいかがでしょうか。
店舗情報
住所:愛知県名古屋市中区大須3-20-19(大須本店)
電話番号:052-241-3883
営業時間:8:00~21:00
定休日:年中無休
インスタ映え必至!「海老どて食堂」のジャンボエビフライ
「せっかくなら、ド派手なエビフライを食べたい!」という方には、名古屋駅直結のエスカ地下街にある「海老どて食堂 エスカ店」がおすすめです。ここの「特大海老タワー丼」は、約35cmの天然エビがまるでタワーのようにそびえ立つ一品。いやもう、エビフライというより「建築物」です。
サクサクの衣と、しっとり甘みのあるエビの食感がたまらないのはもちろん、特製のどて味噌ダレが名古屋らしさをさらに引き立てます。どて味噌とエビ味噌を合わせた濃厚な味わいは、一度食べたら忘れられません。「自分でゆで卵を潰して作るタルタルソース」というひと手間も楽しいポイント。店内には巨大なエビフライのオブジェが吊るされていて、もう「エビフライ愛」に溢れた空間です。
店舗情報
住所:愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街
電話番号:052-459-5517
営業時間:11:00~21:30(L.O.20:30)
定休日:1月1日、2月第3木曜日、9月第2木曜日
地元民が通う穴場店「すゞ家 赤門店」の魅力
派手さはないけれど、地元の人が足しげく通う“本物”の味を求めるなら、大須の「すゞ家 赤門店」がおすすめです。上前津駅から徒歩5分、大須赤門北の信号近くにあるこの洋食店は、1947年創業。昭和の雰囲気をそのまま残す店内は、まるでタイムスリップしたかのような居心地の良さです。
「小ヒレかつ・エビフライ定食」は、サクッとした衣に包まれたプリプリのエビと、ジューシーなヒレかつが一度に味わえる贅沢な一皿。華やかさよりも“ホッとする美味しさ”を求める方にぴったりです。観光客で賑わう名古屋の喧騒を少し離れて、地元民に愛される名店で一息つく――これもまた、名古屋での楽しみ方の一つではないでしょうか。
店舗情報
住所:愛知県名古屋市中区大須3-32-3
電話番号:052-241-5092
営業時間:11:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:木曜日
名古屋のエビフライは、一口に「名物」と言っても店ごとに個性が光ります。特大サイズで驚かせる店もあれば、喫茶店ならではのアレンジや、地元民だけが知る“穴場”の味も。次は、そんな名古屋のエビフライをもっと深掘りし、エビフライ以外のエビグルメにも目を向けていきましょう。エビ好きなら、ここからが本番です。
もっと名古屋のエビグルメを堪能しよう
エビフライで満たされたお腹も心も、「エビ欲」はまだまだ続きます。名古屋には、エビを使ったグルメが他にもたくさん。ここで終わってはもったいない!エビフライだけじゃない名古屋の“エビワールド”、ちょっと覗いてみませんか?
名古屋といえばやっぱり『てんむす』
名古屋名物として全国的に知られる「てんむす」。一口サイズのご飯に小ぶりのエビ天がちょこんと乗った姿は、なんとも愛らしく、そして味は本格派です。もともと三重県津市発祥ですが、名古屋で人気に火がつき、今ではすっかり“名古屋の顔”に。
天むす 千寿 大須本店
「てんむす発祥の店」として知られる「千寿」は、1947年に創業した名店です。現在は「元祖めいふつ天むす 千寿」からのれん分けした「天むす 千寿 大須本店」が名古屋市中区大須に店を構えています。出来たてのてんむすは、ふわっと握られた北陸産コシヒカリに、カラッと揚がった近海産の小エビがちょこんと乗った可愛らしい姿。お弁当箱を開けると、思わず「わぁ…」と声が漏れます。テイクアウトがメインですが、イートインコーナーで出来たてを頬張るのもおすすめです。
店舗情報
住所:愛知県名古屋市中区大須4-10-82
電話番号:052-262-0466
営業時間:8:30~18:00(売り切れ次第終了)
定休日:火曜日・水曜日
地雷也 徳川本店
全国的にも名が知られる「地雷也」は、名古屋市東区徳川に本店を構えています。特大のエビ天がご飯からはみ出した迫力満点のてんむすは、冷めてもおいしいと評判。使用するお米は厳選された国産米で、ほどよい塩加減がエビの甘みを引き立てます。黒米を使った「黒米天むす」や、ピリ辛の「高菜天むす」などバリエーションも豊富で、何を選ぶか迷うのも楽しみのひとつです。
店舗情報
住所:愛知県名古屋市東区徳川1-739
電話番号:052-935-8882
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休
天むすびの多香野
瑞穂区にある「天むすびの多香野」は、知る人ぞ知る穴場店。定番のエビ天むすはもちろん、季節ごとに変わる「旬の天むす」が楽しめます。例えば、春には桜エビ、秋にはキノコとエビの天ぷらを使ったてんむすなど、訪れるたびに新しい味に出会えるのが魅力。小ぶりで食べやすく、何個でも食べられそうな“罪な”おむすびです。
店舗情報
住所:愛知県名古屋市瑞穂区弥富通1-29-2
電話番号:052-841-1508
営業時間:11:00~14:00、16:00~19:00
定休日:月曜日
おみやげにも最適!えびせんべい
「エビの余韻を持ち帰りたい」――そんなあなたには、名古屋が誇るえびせんべいを。サクッと軽い食感と、エビの風味がふわっと広がるえびせんべいは、お土産としても喜ばれる“万能選手”です。
桂新堂 本店

創業150年以上の歴史を持つ「桂新堂」は、熱田区に本店を構える老舗。エビの姿をそのまま焼き上げた「海老一会」は、エビの芳醇な香りとカリッとした食感が楽しめる逸品です。職人が一枚一枚丁寧に焼き上げるせんべいは、まさに“食べる芸術品”。贈り物にも最適で、「これ、エビです!」と胸を張って渡せます。
店舗情報
住所:愛知県名古屋市熱田区金山町1-5-4
電話番号:052-671-6111
営業時間:9:00~18:00
定休日:日曜日、年始(1月1日~1月3日)
坂角総本舖 本店

東海市に本店を持つ「坂角総本舖」は、名古屋駅や中部国際空港でもおなじみ。「ゆかり」は、エビを贅沢に使い、パリッとした食感と濃厚なエビの旨味が詰まった一枚。初めて食べたとき、「これ、一枚でエビ何匹使ってるの?」と心の中で尋問したくなったほどです。シンプルでいて奥深い味わいは、一度食べると忘れられません。
店舗情報
住所:愛知県東海市横須賀町三ノ割61
電話番号:0562-33-3111
営業時間:9:00~18:00
定休日:日曜日、年始(1月1日~1月3日)
えびせんべいの里 知多本店

「えびせんべいの里」は、知多半島にある工場直売の人気店です。店内には試食コーナーがあり、さまざまな種類のえびせんべいを味わいながら選ぶことができます。個人的にツボだったのは、唐辛子が効いたピリ辛えびせん。エビの甘さと辛味のバランスが絶妙で、お酒好きにはたまりません。工場見学もできるので、ちょっとした観光気分で訪れるのも楽しいですよ。
店舗情報
住所:愛知県知多郡美浜町北方吉田流52-1
電話番号:0569-82-0248
営業時間:9:00~17:00
定休日:年中無休
天然車えびの産地、愛知県西尾市

名古屋から少し足を延ばすなら、エビ好きにぜひ訪れてほしいのが愛知県西尾市。実はここ、全国的にも有名な天然車えびの産地なんです。西尾市一色町や吉良町では、伊勢湾や三河湾で獲れる新鮮な車えびが名物。ぷりぷりとした食感と甘みのある味わいは、まさに絶品です。
地元の漁港や「一色さかな広場」などの直売所では、新鮮な車えびを購入できるほか、併設の食堂でその場で味わうことも可能です。車えびの刺身は甘さと弾力が際立ち、塩焼きにすれば香ばしさがたまりません。天ぷらやお寿司にしてももちろん絶品。名古屋市内の老舗「まるは食堂」や「すゞ家 赤門店」などでも、西尾産の車えびが使われていることが多く、その質の高さはお墨付きです。
エビフライを楽しんだ後は、ぜひ西尾市で“エビそのもの”の美味しさも体験してみてください。きっと、エビフライとはまた違う感動に出会えるはずです。
名古屋は、エビフライだけじゃ終わりません。てんむすでふんわりとした幸せを感じ、えびせんべいでサクサクの余韻を持ち帰る――そんな“エビ尽くし”を楽しんだら、次は名古屋のエビフライに対するリアルな声を覗いてみましょう。
観光客の「衝撃!」と地元民の「普通だけど?」のギャップもまた、名古屋ならでは。エビ愛にあふれる本音トークをお楽しみに。
名古屋=エビフライへの街の声
名古屋でエビフライを味わった人たちの声は実に多彩です。観光客の「こんなエビフライ見たことない!」という驚きや感動、そして地元民の「これが当たり前だけど?」というクールな反応――そのギャップもまた、名古屋ならではの魅力かもしれません。
観光客が感じた驚きと満足の声
名古屋を訪れた観光客の多くは、エビフライの大きさとその味わいに心をつかまれています。例えば、名古屋駅のエスカ地下街にある「海老どて食堂」で名物の特大エビフライを食べた方は、「見た瞬間、笑っちゃいました。エビフライってこんなに大きくなれるんですね。タルタルソースと赤味噌のW攻めが最高で、完食後は『もう1本いけるかも…』と密かに思ってしまいました」と満足げな様子。
一方、老舗「まるは食堂」の特大エビフライを味わった方は、「衣サクサク、エビはぷりっぷり。しかも30cm超えの迫力。これは反則級の満足感です!」と大興奮。SNSでも「#名古屋めし #エビフライの聖地」といったタグとともに、お皿からはみ出すエビフライの写真がずらりと並びます。名古屋観光のハイライトとして、エビフライを楽しんでいる様子が伝わってきますね。
地元民のリアルな評価とこだわり
一方で、地元の名古屋人にとってエビフライは「日常のちょっとした贅沢」といった存在です。千種区の「キッチン欧味」で25cmのジャンボエビフライを食べ慣れた方は、「サイズは驚かれるけど、これが普通。衣の厚さとか、エビの鮮度とか、細かい部分が大事なんです」と、こだわりを語ります。
また、喫茶店「コンパル」でエビフライサンドを常連のように楽しむ地元民からは、「エビフライはもちろん、パンの焼き加減も重要。名古屋の喫茶店文化は、エビフライにだって妥協しません」との声も。名古屋人にとって、エビフライはただ大きければいいというものではなく、味や食感、そしてバランスまで求められる“奥深い存在”なんですね。
ちなみに、「エビフライって本当に名古屋名物なの?」と首をかしげる地元民もちらほら。タモリさんの“ジョーク”発祥という背景を考えれば、「名物と言われても…」という複雑な心境も理解できます。ですが、その“ノリ”を楽しみつつ、観光客をもてなす名古屋の懐の深さこそ、エビフライ文化を支えているのかもしれません。
観光客のワクワクと地元民のこだわり、その両方が織りなすエビフライの物語は、名古屋の食文化をより魅力的にしてくれます。さて、お腹も心も満たされたら、次はエビフライの余韻を抱えて訪れたい名古屋のおすすめスポットへ。食後の散策で、名古屋のもう一つの顔を楽しんでみませんか?
名古屋のエビフライでお腹を満たしたら行きたいスポット
エビフライでお腹も心も満たされたら、「さあ帰ろう!」なんて言わずに、もう少し名古屋の魅力に触れてみませんか?ここからは、名古屋らしさがギュッと詰まったスポットをご案内します。エビフライの余韻を抱えながら歩く名古屋は、きっといつもよりちょっと特別です。
名古屋城 – 金シャチの輝きに歴史ロマンを感じて
エビフライの“金色の衣”に感動した後は、名古屋の“金色のシャチホコ”に会いに行きましょう。徳川家康が築城し、今もなお名古屋のシンボルとして愛され続ける名古屋城。天守閣に輝く金のシャチホコは、エビフライ好きの皆さんにもどこか親近感が湧くはずです。
本丸御殿では、狩野派の絵師たちが手掛けた襖絵に思わず見入ってしまいます。季節ごとに表情を変える二之丸庭園も、エビフライで膨らんだお腹を少し落ち着かせるのにぴったり。地下鉄名城線「市役所」駅から徒歩5分でアクセスも抜群です。歴史と芸術、そしてちょっぴり“エビ的”な金の輝きが待っています。

熱田神宮 – 古のパワーを感じながら、ゆったりお散歩
「お腹いっぱいだけど、もうちょっと歩こうかな」というときは、1900年以上の歴史を持つ熱田神宮へ。境内を吹き抜ける風は心地よく、木々のざわめきに耳を澄ませると、なんだか心がスーッと軽くなります。
ここには、あの三種の神器の一つ「草薙剣」が祀られているんです。歴史の教科書で見たあの剣が、この場所に…!と考えると、ちょっとワクワクしませんか?6月5日の「熱田祭り」では、夜空に咲く花火も楽しめます。名鉄名古屋本線「神宮前」駅から徒歩3分なので、エビフライの余韻を引きずりながらでもラクラク到着です。
大須商店街 – 食べ歩きの誘惑とレトロな街並み
「いやいや、エビフライでお腹は満たされたけど、デザートは別腹でしょ?」という方には、大須商店街がぴったり。約400年の歴史を持つこの商店街には、古着屋や雑貨店、そして誘惑たっぷりの食べ歩きグルメが溢れています。
名物の「大須観音」にもお参りして、「エビフライ、最高でした。また来ます」と心の中でつぶやけば、名古屋との縁も深まりそうです。地下鉄鶴舞線「大須観音」駅から徒歩5分、レトロな街並みをのんびり歩けば、気がつけば次の“おいしいもの”を探している自分に出会えますよ。
名古屋市科学館 – 宇宙と科学で頭の中をリフレッシュ
お腹がいっぱいすぎてちょっと休憩…そんなときは、名古屋市科学館で“頭の冒険”を。世界最大級のプラネタリウムでは、星空に包まれる感覚を体験できます。目の前いっぱいに広がる宇宙は、まるで「エビフライの夢」を見ているような不思議な気分に。
科学や技術の展示も豊富で、「エビフライって科学的にどうやったらあんなにサクサクになるんだろう…」なんて考えたり。地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅から徒歩5分、最新技術と宇宙の神秘が待っています。
東山動植物園 – イケメンゴリラと目が合うかも?
最後は自然と動物たちに癒される時間を。東山動植物園といえば、“イケメンゴリラ”のシャバーニが有名ですよね。あのキリッとした表情で見つめられたら、「もうエビフライどころじゃない…」なんて思わずドキッとするかも。
動物たちとの出会いだけでなく、広大な植物園や併設の遊園地もあって、一日中楽しめます。地下鉄東山線「東山公園」駅から徒歩3分というアクセスの良さも嬉しいポイントです。
名古屋のエビフライで満たされた後は、こうしたスポットを巡って、名古屋の奥深さをもっと感じてみてください。歴史、文化、ショッピング、科学、自然…そのすべてを味わい尽くす名古屋の一日。きっと、「また来たい!」という気持ちがじんわり湧いてくるはずです。エビフライの思い出とともに、名古屋の魅力を心に刻んでくださいね。
まとめ
名古屋のエビフライ、正直ここまで奥深いとは思いませんでした。タモリさんのひと言から始まった“伝説”が、今や名古屋の食文化にしっかり根付いているなんて、なんだか微笑ましいですよね。そして、特大サイズや味噌との絶妙な組み合わせ、サンドイッチやてんむすへの進化まで、エビフライの可能性って無限大なんだなと実感しました。
でも、何より感じたのは、名古屋の人たちの“食への情熱”です。エビフライ一つとっても、「どうやったらもっと美味しく、もっと楽しく食べてもらえるか?」を考え続けるその姿勢に、なんだか背中を押された気がします。「私も何か挑戦してみようかな」なんて、ちょっとだけ思わせてくれるのが、名古屋の食文化の力なのかもしれません。
エビフライを頬張りながら笑顔になる自分。大須商店街で新しいお気に入りを見つける自分。名古屋城で歴史に触れて感動する自分――そのすべてが、きっと今より少しだけ自信を持った自分につながっていくはずです。美味しいものって、心の栄養でもあるんですよね。
名古屋のエビフライは、ただの“ご当地グルメ”ではなく、そんな小さな“勇気”をくれる存在。次の休みは、エビフライの衣のように“サクッ”と一歩踏み出して、名古屋に会いに行ってみませんか?
この記事の要点
- 名古屋のエビフライはタモリのジョークから始まった“名物”
- 新鮮な車えびが手に入る土地柄と、名古屋のボリューム重視文化が背景
- 老舗「まるは食堂」や喫茶「コンパル」など名店が多く、バリエーションも豊富
- てんむすやえびせんべい、西尾市の天然車えびなど、エビを使ったグルメも満載
- 食後は名古屋城や熱田神宮、大須商店街など観光スポットでさらに満喫
よくある質問
- 名古屋のエビフライはなぜ大きいの?普通のエビフライと何が違うんですか?
-
名古屋のエビフライは、まず“サイズ感”が段違い。例えば「まるは食堂」のエビフライは30cm超えで、見た瞬間「これ、武器?」と思うほど。でも、大きいだけじゃなく、愛知県産の新鮮な車えびを使っているから、プリプリ食感と甘みがしっかり楽しめます。衣も薄めでサクッと軽く、最後まで飽きずに食べられるんです。つまり、名古屋のエビフライは“見た目のインパクト”と“素材の良さ”を両立した、ごちそうなんですよ。
- 名古屋駅周辺でエビフライを食べるならどこがいいですか?
-
名古屋駅直結のエスカ地下街は、エビフライ好きには天国です。「まるは食堂 JR名古屋駅店」なら、特大エビフライが定食で味わえますし、「海老どて食堂」は約35cmの“海老タワー丼”が話題。さらに、「コンパル 名駅店」では、サクサクのエビフライをふんわりパンで挟んだエビフライサンドがテイクアウトできるので、新幹線の中で“車内エビフライ”もアリです。
- エビフライ以外に名古屋でエビを使ったおすすめグルメは?
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エビ好きなら「てんむす」は外せません。「地雷也」のてんむすは、具がはみ出るボリュームで、冷めても美味しいんです。また、「坂角総本舖」のえびせんべい『ゆかり』は、お土産にもぴったり。さらに、愛知県西尾市では、新鮮な天然車えびが味わえる「一色さかな広場」も人気。刺身、塩焼き、天ぷら…もうエビの夢が叶う場所です。
- エビフライって結構重そう…名古屋で軽めに楽しむ方法はありますか?
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「コンパル」のエビフライサンドは、意外と軽め。サクサクの衣とプリプリのエビを、ふわっと焼いたパンが優しく包んでくれるので、食べ応えはあるのに重すぎないんです。また、「天むす 千寿 大須本店」のてんむすは一口サイズで、おやつ感覚で食べられます。食べ歩きなら大須商店街で“ちょこっとエビフライ”を楽しむのもおすすめですよ。
- 名古屋観光でエビフライも観光も満喫するなら、どんなスケジュールがいいですか?
-
午前中は名古屋城で金のシャチホコを拝んで、歴史散策からスタート。お昼は「まるは食堂」のエビフライ定食でガッツリ満たし、午後は熱田神宮で静かな時間を。ちょっと歩き疲れたら「コンパル」でエビフライサンドをテイクアウトして、大須商店街をぶらり。最後は名古屋市科学館でプラネタリウムを楽しんで、夜はホテルでエビせんべいをつまみながら一日を振り返る…そんな“エビ充”な名古屋旅、いかがでしょう?